入選したよ♪~好きな科目で学ぶ~

母(ちっくたっく)

はじめに

みなさん、こんにちは(^-^) ちっくたっくです。

アッという間に6月に突入です。

今日はゆかいな仲間たちの1人、長女「ぷくちゃん」のことを書きます。

入選しました

数日前、仕事から帰ると、長女「ぷくちゃん」が笑顔で出迎えてくれました。

そして、

ぷくちゃん
ぷくちゃん

お母さん!

いいのを見せてあげる♬

ほらッ‼

渡された紙を見てみると、中央に大きくポスターの部 入選の文字があります。

4月末に応募した「歯と口の健康ポスター」で入選したのです‼

私が隣で見守り、長い時間かけて丁寧に取り組んだポスターです。

彼女にとって、とても大きな自信につながりました。

ぷくちゃんの性格

長女「ぷくちゃん」は底抜けに明るい女の子です。

あいさつが上手です。

出会った人とすぐに友達になれます。

とてもやんちゃで好奇心旺盛。

お得意のブランコは軽く180度ぐらいまでこぎます。

校長先生に教えてもらった一輪車は今では「一輪車おにごっこ」ができるほどの上達ぶりです。

人の変化にもよく気づき、困っている人には声をかけて支えようとします。

そして、絵を描くのが大好きです。

あまりにも次々に描くので、我が家では配布プリントの裏が白紙の時は取っておく習慣ができたほどです。

このように素晴らしいところをたくさん持った「ぷくちゃん」もそれらが裏目に出ることもあります。

たくさんの友達がいていろんな約束をし、たま~にダブルブッキングをします。

他人の持っているモノをすぐに欲しがり

ぷくちゃん
ぷくちゃん

いいな~

ちょうだい

と言っては文具にぬいぐるみ、お菓子などもらってきます(これは両親、本当に困っています)。

そして、好奇心旺盛がゆえに飽きっぽく、1つのことが長続きしません。

好きなことも中途半端になりがちで「できたね~!」の賞賛をもらい損ねてばかりです。

残念なことに失敗の積み重ねです(T_T)

動機を大切に

そんなぷくちゃん。

時はさかのぼること、4月末の金曜日の夕方。

ぷくちゃん
ぷくちゃん

お母さん、土日の宿題ね、いつもの宿題かポスターを描くか選べたの。

だから、私、ポスターにした♪

と4つ切りの画用紙を見せてきました。

毎年のことです。

絵を描くことが好きな「ぷくちゃん」はこの時期にある「歯と口の健康」のポスターに応募します。

でも、同時に「考えること」と「頑張ること」が苦手なぷくちゃんは毎年、日曜日の午後

ぷくちゃん
ぷくちゃん

もう、これでいいや。

と一筆書きの30分で適当に済ませ、遊びに没頭していました。

そんなぷくちゃんですが、昨年ぐらいから、普段のお絵描きでも「自分の描きたい理想」と「それを表現しきれない自分」にギャップを感じているようでした。

ぷくちゃん、5年生。

感受性も高くなる年です。

画用紙をもって、やる気に満ちた目を見たとき

(今だ!これだけやる気があるのなら、出来上がりまで付き添って「達成感」を味わわせたい。

好きな活動でモノゴトの考え方を習得してほしい。)

そう思った私は

ちっくったく
ちっくったく

今回はお母さんが付き合うよ。

考え方や描き方を教えるね!

土日で一緒にやろう

と宿題の監修を買って出ました。

動機は大切です。

0から取り組ませようとすると反発します。

やる気さえあれば、少々飽きることであっても「励まし」でがんばることができます。

私もワクワクしながら計画を考えました。

制作の仕方

下描きまで

子どもは画用紙を手にすると、すぐにその紙に描きだそうとします。

インスピレーションが素晴らしくても表現する内容を取捨選択しないと観る相手に伝わりません。

早く画用紙に描きたがるぷくちゃんを止まらせつつ、以下の事の大切さを伝えながら一緒に取り組んでいきました。

傾向を知る

恒例になっている行事はホームページなどで過去の作品を公開しています。

最初はそれらを観て学びます

例えば今回の「歯と口の健康」ポスターだと・・・

ぷくちゃん
ぷくちゃん

大きく口を開けているモノが多い。

伝えたい言葉がある。

歯がある。

笑顔のモノが多い。

・・・

です。

気づいたことを本人に言ってもらいます

気づいてほしい内容はヒントをあげて本人に気づいてもらいます。

そして褒めます(その子に合った褒め方で。「すごい‼気づいたね」「うん、そうだね」)。

褒めるとどんどん気づきが深まってきて学べます。

目的の細分化

今回は「歯と口の健康」のついてです。

このキーワードで考えると情報が多すぎてイメージ幅が狭まります。

そんな時は目的を細分化します。

「歯」「口」「健康」。

そして、1つずつイメージするモノを書き出します。

歯→白い→健康→なんでも噛めるなど↓

そうすることでたくさんアイディアが浮かびます。

この書き出す過程は親子一緒に行うと盛り上がり楽しい時間になります

子どもの常識を超える発想が素晴らしいです。

方向性を決める

アイディアはたくさん出した方が良いです。

そこから方向性を決めるために絞り込みます。

そのとき、ぷくちゃんに問いかけたのは・・・

ちっくったく
ちっくったく

今書き出した「言葉」の中で、ぷくちゃんが好きでみんなに伝えたいことは何

ぷくちゃん
ぷくちゃん

「食べること」と「歌うこと」

好きな食べ物はサンドウィッチとハンバーグ!

方向性が決まりました。

全体感をスケッチする

ちっくったく
ちっくったく

どんな風に表現するか、最初は裏紙に描いてみて!

(方向性が決まっても、すぐには本番用紙には描きません。

いろんな表現方法のアイディアを出して、一番相手に伝わりそうなモノを考えます。)

A4の裏紙を渡してしばらく待っていたら描いたモノを持ってきました。

笑顔の女の子の全身像が3人、小さく真ん中に描かれています。

ちっくったく
ちっくったく

ぷくちゃん、今回は歯と口の健康について描くんだよね。

全身を描いてそのことが伝わるかな~?

アッ!そうだった。

女の子を1人、顔だけ真ん中に描く。

たまには軌道修正の声かけも必要です(^^♪

描きたいものはたくさんあるでしょうが「本当に伝えたいこと」を選び出しシンプルに描くことが大事です。

表現方法の参考を調べる

ぷくちゃんにとって「笑顔の女の子」は今回のポスターで外せないモノのようです。

しかし、思い描いている女の子を表現できなくて悩んでいます。

そういう時はインターネットで検索です。

今は知りたいことがあるとインターネットでサッと調べられて良い時代です!(^^)!

笑顔の女の子を検索して、描きたいモノを探します。

そして表現方法を学びます。

裏紙を使って何度も描き練習です。

このときのポイントは実際の画用紙に描くときと同じぐらいの大きさで練習することです。

そうすることで本番でも筆運びが良くなり描きやすくなります。

ぷくちゃんが練習した女の子の笑顔はA4の裏紙いっぱいの大きさでした。

下描き

画用紙に描くときは大きく

普段、自由帳で描きなれている子どもにとって、4つ切りサイズの画用紙は大きく感じる大きさです。

ポイントは「大きく描く」ことを意識することです。

そうすることで、絵具を使う時ぬりやすくなります。

子どもの集中力、特にぷくちゃんのように飽きっぽい性格を考えると「描くものを少なくし、大きく」することで短い時間で楽しく描くことができます。

レタリングにチャレンジ

高学年になったのでキャッチコピーはレタリングに挑戦しました。

最初なので書きやすそうな「ゴシック体」を教えました。

書いた文字を中心に同じ太さで肉付けします。

太さはちょっと太め。

そうすることで絵具でのせるとき、はみ出しにくくなります。

絵具の使い方

学校でも先生に教わっているでしょうが、改めて丁寧に絵具の使い方を教えることにしました。

ポスターとスケッチでは筆使いが異なってきます。

そのことを伝えながら進めていきました。

絵具をのせる順番

絵具をのせる順番は色々考え方があるでしょうが、今回は

①背景

②面積が広く色が薄い部分

③面積が大きく色が濃い部分

④面積が小さく色が薄い部分

⑤面積が小さく色が濃い部分

⑥キャッチコピー

の、順番で色をのせていきました。

ただ、ぷくちゃんが「背景は塗らない」と決めたので②から行いました。

絵具の量

ポスターを制作するときの絵具の量はたっぷり目です。

特に広い面積のところは予測より多く作ります。

ポスターはベタぬりで色ムラの無い方が見やすい場合が多いです。

混色で色を作る場合、その色が無くなったとき同じ色を作るのが難しい場合があります。

そういう心配をなくすため私は「多めに出してね」と伝えました。

ぷくちゃん
ぷくちゃん

絵具が余ったらもったいないじゃん

大丈夫。

きっとちょうど良いから!

普段のぷくちゃんがパレットの小窓に単色を出す習慣を知っていました。

きっとたくさん絵具を出すことに抵抗があるだろうという予測からのアドバイスです。

だから、お子さんによっては違う声かけになるかもしれません(;’∀’)

絵具ののせ方

私は学生時代、美術を勉強していました。

そこで先生に言われたのが

先生
先生

絵具を使う時は多めに筆にとり画用紙にその絵具をのせるように色を置くといいよ。

絵具を筆で引っ張るように塗ると良い色が出ない。

の言葉です。

なので、「絵具をのせる」という表現をします。

意味を知って、その言葉を使うと色を置くイメージがしやすいからです。

色をのせる順番は「ふち(輪郭線)」→「細かい部分」→「広い部分」。

色鉛筆で描く塗り絵と似てますね!

最初に一番集中力が必要です。

ふちの時の筆使いは「常に筆先が見える」ようにします。

そうすることで、はみ出しが減ります。

私はぷくちゃんのそばにいて

ちっくったく
ちっくったく

筆先が見えなくなったね。

見えるように画用紙を回して!

の声かけをしていました。

観察

区切りが良い時、画用紙を数メートル離して全体を観察する良いです。

俯瞰してみると、これからどのように進めたら良いかが分かってきます

たまには周りの人に見てもらうのも良いです。

ぷくちゃんも観察を繰り返したことで素敵な発見がありました。

それは「歯を目立たせるために背景に色を付けた方が良い」ということです。

集中力が切れかかっている時、もうひと踏ん張りが出てきたので、休憩を増やしながら、主人と私はそばでたくさん応援しました。

次にポスターを描くときはもう少し完成図をイメージして描く順番を構成したいですね。。

おわりに

制作時間

下描きまでは土曜日に行いました。

この日は私が昼過ぎまで仕事だったので夕方2時間ほどがんばりました♪

日曜日は色ぬり。

休憩を入れながら6時間がんばりました。

近くで励ましがあったら、ぷくちゃんの集中力はスゴいです!(^^)!

がんばったね‼

ぷくちゃんの今

今回のがんばりでぷくちゃんが最初に喜んだのは完成したとき家族からの賞賛でした。

普段ぷくちゃんのことを評価しない長男くっきぃも

これは選ばれるんじゃない!

とポツリ。

2回目にぷくちゃんが喜んだのはクラスの代表作品に選ばれたとき。

3回目はこの公募で入選したとき。

そして今日家族で飾られた作品を会場に観に行きました。

みんなの作品を観たぷくちゃんは

ぷくちゃん
ぷくちゃん

今度は1番(の賞)をとりたい‼

だそうです。

自分に自信がつき目標もできました。

学校のスケッチ大会では下描きをしている時「お手本になった」と嬉しそうに教えてくれました。

そして、この週末、また別のポスターを制作します。

今回はそばにいなくても裏紙をとり、キャッチコピーやアイディアを描いていっています。

その過程にかける時間も前回よりかけて内容を深めています。

確実に学習し身についてきています。

好きだからこそ学びに繋がっているんだなぁと私も実感しました。

これからのぷくちゃんの成長も楽しみです(^^♪

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

にほんブログ村 にほんブログ村へ
にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました